白川郷すんなり旅ガイド　SHIRAKAWA going

白川郷に最も早く到着できるのは、高山市からバスを利用する方法です。高山駅前の「濃飛バスセンター」を7時20分に出発する始発バス（要予約）に乗車すれば、白川郷到着は8時10分。名古屋・金沢・富山・高岡発のバスは早くても9時∼10時台の到着なので、高山からのバス移動の場合、1~2時間も早く白川郷に到着できます。この時間帯であればまだ観光客もまばらで、のんびりと村落内の散策が可能。観光施設も9時オープンのところが多く、開館時刻に合わせて入館できるので、一番乗りのアドバンテージを存分に活かすことができます。高山駅周辺にはホテルも多くあり、前泊の選択肢も豊富です。

世界遺産集落内には、合掌造り家屋に泊まれる「合掌民宿」があります。その数は約20軒、「世界遺産集落に泊まる」という貴重な体験はもちろんのこと、満点の星空鑑賞や早朝の散歩を楽しめるのは宿泊者だけの特権。人もまばらで空気の澄んだ朝の荻町城跡展望台からの景色は絶景です！そのほか村内には、旅館・ホテル・ゲストハウスなどがあり、混雑を避けて存分に白川郷観光を楽しむためには宿泊がおすすめ。トップシーズンには満室になることも多いので、予約はお早めに。

金沢駅から白川郷バスターミナルまではバスで約1時間15分。8時発の名古屋行き始発バス（要予約）に乗車すれば9時15分に白川郷に到着できます！ 高山からのバスには敵いませんが、それでも混雑を避けるには十分に早い時間。人混みができる前に人気スポットの荻町城跡展望台を訪れるのも良いでしょう。展望台へ行く方法は、有料のシャトルバス（片道300円）か、徒歩（バスターミナルから約900ｍ）となります。金沢へは東京・大阪どちらからも北陸新幹線で2時間半とアクセス良好なので、早い時間に白川郷観光を楽しむための前泊地としてはベストな選択肢です！

金沢からは、白川郷への日帰りバスツアーや観光タクシーでの周遊も数多く設定されています。安心の添乗員同行ツアーや高山・五箇山など周辺の見どころも合わせて訪れるツアー、ワゴン車やタクシーの貸し切りなどバリエーションも盛りだくさん。初めて白川郷を訪れる方でも安心して旅を楽しめます。

富山県高岡からは、世界遺産の合掌造り集落がある相倉・菅沼を経由して白川郷に向かう「世界遺産バス（予約不要）」と、直通の高速バス（要予約）が発着しています。どちらのバスもホテルが多く立地する高岡駅と、北陸新幹線の停車駅である新高岡駅両方を発着するので、とても便利。高岡駅8時15分の高速バス（要予約）に乗車すると9時55分に白川郷に到着します。世界遺産バスには乗り降り自由のフリーきっぷの設定もあるので、歴史ある町並みが美しい高岡や、相倉・菅沼観光と組み合わせたプランニングもおすすめです。

富山駅から白川郷へも直通のバスがあります。富山駅を9時発のバス（要予約）に乗車すると、白川郷には10時20分に到着。このバスには東京を朝一番に出る北陸新幹線から乗継ぎが可能で、夜行バスや前泊を除けば東京から最も早く白川郷に到着できる方法です！ 前泊をしなくても村落内が比較的空いている時間帯に観光が始められます。

名古屋駅前の名鉄バスセンターからの高速バス（要予約）の始発便は、名古屋駅を7時50分発、白川郷到着は10時32分です。午前中の観光時間を確保することができます。大阪方面からも名古屋で高速バスに乗り換えるのが最も早いアクセス方法。前泊なしでも混雑する前に観光を楽しむことが可能です。

朝早いバスを利用すれば、混雑し始める前の時間帯に白川郷へ到着でき、混雑を避けて快適な観光ができます。また、各地からの便を組み合わせることで東京⇒富山⇒白川郷⇒金沢⇒東京など、周辺観光地も含めたプランニングの幅がグッと広がります！ 白川村が発行しているバス時刻表には、各方面からのバス情報が網羅されているので、旅の計画にぜひ活用してください。

※本記事は、令和6年10月1日時点の情報をもとに作成しています。最新のバス運行情報は各バス会社HPにてご確認ください。